カサンドラサポート カサンドラ症候群について

特性と上手くつきあって
生きていく方法

発達障害とは何か、ASDとは何か、ADHDとは何か、種類や特徴など同じようなことを書いているサイトはたくさんありますが、みなさんが知りたいのは本当はそういった医学的知識ではなく、「どうすれば、脳の特性と上手く付き合って楽に生きていくことができるのか」ということ、これに尽きるのではないでしょうか。
そして、できることなら、発達障害の特性をうまく利用して成功を収めた人の話が聞けたら、前向きにこれからの人生を生きていく活力になりますよね。
発達障害の芸能人も参考に、どうやって問題を解決できるか、これから生きていく方法を探っていきましょう。
また、「大人の発達障害の特性をなくす」「困った問題をなくす」ことではなく、ご自身の特性を最大限に活かしながら、ご自身が目指す生活や目標の達成に近づいていくことをゴールとして設定するのはどうでしょうか。不安やこだわりに振り回されないで、自分らしい、より実りある人生を歩むためのお手伝いが少しでも文章でできれば幸いです。

発達障害は
あなたの構成因子の一つ

発達障害の特性は、産まれた時から備わっている脳の特性です。遺伝の可能性も指摘されており、両親やご先祖様からの貰い物と言っても過言ではありません。発達障害は治療して治すこともできなければ、あなたと切り離すこともできません。発達障害はあなたというパズルを構成するピースの一つであり、欠かすことはできないからです。ただ、色々な行動は人間性にもつながっているので、悪意なく他人を傷つけてしまったとしても、「今の行動は発達障害の特性でありあなたは悪くない」と周囲は切り離して考えてくれはしません。発達障害の特性があると知っていても、「あんなことして、さすがにちょっとひどいなあ」と思うでしょう。切り離せないからこそ、うまく付き合っていくしかありません。そして改善する努力をする必要があります。もし、しっかり努力していることが伝われば、周囲の評価も変わってくるでしょう。何か失敗を犯しても、「ひどい」ではなく、「でも、努力してるから前より良くなってるからな」と寛容になります。自分が変われば周りは自然と変わります。もし、今あなたが、生きづらい世の中だと感じているとしたら、自分次第で、生きやすい世の中に変えられるということです。

障害を受容できるかが
幸せになれるかの鍵

例えば、突然「あなたは不治の病です。大病です。」と医者から告げられたら、あなたは、「そんなはずはない、ふざけるな!」と怒り、否認する確率が高いのではないでしょうか。検査を続けながら、時にはセカンドオピニオンをしながら、次第に自分が病であることを受容し、病気に向き合って治療していきます。そのうち、どうしてこの病気になったのかを考えられるようになり、成長し、病気に感謝し、同じ病気を抱える人に体験談を話し、勇気づけ、他者に貢献するようになります。この否認→受容→感謝→貢献というのが、病気を乗り越える上での感情のプロセスです。
発達障害も一緒です。今あなたはどの段階にいますか。発達障害はそれだけで死につながる病気ではないので(二次障害は別です)、死ぬまで一生「否認」のステージにいることもできます。一生アスペルガーを免罪符に自分本位で他人を一切思いやらずに生きることも可能です。
しかし、このサイトに目を通されているということは、なにかトラブルがあり、このままでは良くないということに気づいたからではないでしょうか。需要して次のステージに行き、幸せな人生を歩めるかどうかはあなた次第です。

耳の痛い話に
耳を傾ける

ASDがあるかどうかにかかわらず、身近な人の耳の痛い話には耳を貸さずに感情的になってしまうけれど、本やネット上の遠い人の話には、聞く耳を持って感情的にならずに受け入れられることってありませんか。このサイトの文章を読むことが、冷静になって聞く耳を持つ姿勢になるためのトリガーになれば幸いです。プライドを捨てて、耳の痛い話に耳を傾けた時、初めて大きな成長と変化があります。プライドは高ければ高いほど損です。謙虚に人の話に耳を傾けて、自分の行動や考え方に今まで問題はなかったか振り返り本気で過去の自分と向き合うと、大きな発見があるかもしれません。あなたにうとまれようとも、耳の痛い話をしてくれる人は、あなたの幸せと正しい道へ進むことを願っている本当の味方です。逆に、耳障りのいいことしか言わない人こそ、裏表があり、注意がひつようかもしれません。

脳の特性を活かして
活躍している有名人

実は、歴史的偉人や芸能人やスポーツ選手の中には発達障害を抱えている方が少なくありません。一芸に天才的に秀でた方の中には発達障害の脳の特性をうまく活かしていた人がいたということですね。 ここにはいくつか例を示します。ここに示すのはほんの一例であり、多くの有名人や歴史的偉人が実は発達障害だったということが調べるとわかります。発達障害の正しい知識が身につくと、テレビでみていて、この人も公表されていないけどそうかも?と気づくようになるかもしれません。成功事例は勇気を与えてくれるので、気になる人はぜひ、発達障害を持つ有名人を検索してみてください。

イチロー

知らない人はいないといっても過言ではない、野球の神様に愛された世界的な野球選手です。 公表はされていませんがASDと言われています。 球場に行くまでのルーティンも練習内容のルーティンも全て決まっており、その繰り返しを心から楽しんでいたそうです。打席に入ると、背筋を伸ばして後傾気味に重心を取り、右手でバットを垂直に揃え、左手を右上腕部に添えるという一連の動作を毎回繰り返していたのはとても有名ですよね。 毎朝決まったメニューのカレーを食べるというこだわりも、思いっきり笑わずに常にクールなポーカーフェイスなのも、ASDの特性が垣間みえるように感じます。 一つのことに没頭するととことんのめり込む特性やルーティンを決め、変化を嫌い、毎日同じことを苦にせず繰り返すことができる特性を全て野球にプラスに生かしきったことが、大きな成功につながった代表的例です。

スティーブ・ジョブズ

世界的天才、Apple社会長です。ASDの特性が強く周囲の感情に無頓着だったと言われています。スタッフへの罵声や即時解雇通達は、感情のコントロールが苦手で相手の都合をおもいやることができないASDの特性が強く現れていた代表的行動の例だと考えられます。みだしなみにも無頓着で何日も風呂に入らず裸足で社内を歩いていたとか。 しかし、世界が驚く、人々の生活を変えた数々の発明品はこの天才なくしては生まれていません。 圧倒的スピーチ力もこの脳の特性をプラスに変換した賜物かもしれません。

黒柳徹子

注意欠陥多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)の特性が強く現れた幼少期だったようで、小学校を1年で退学になっています。しかし、この子供時代の体験を綴った「窓際のトットちゃん」はベストセラーになりました。 長寿番組の徹子の部屋では、毎週さまざまなジャンルの個性豊かなゲストと軽快なトークを繰り広げています。ADHDの感性や発想の豊かさ、行動力、おしゃべりの力を生かし、司会で才能を開花されている素晴らしい例ではないでしょうか。 発想の豊かさで言えば、髪の中に飴玉を隠しておくなんて普通の人には考えつかないユニークさです。

米津玄師

作詞作曲や絵の才能は天才としか言いようがありません。「Lemon」は、フィジカルとダウンロード累計で250万セールス超えを記録し、爆発的ヒットソングとなっています。 独創性と発想の豊かさをアーティスト活動に活かして開花した例でしょう。 20歳のときにASDと診断されていること、鬱をわづらっていたことを公表されています。 睡眠障害を思わせる投稿もあることから、脳の特性の影響を受け、苦しい経験をされていたことが想像されますが、その苦しさを全てプラスに変換し、楽曲を作る糧になっているようにお見受けします。 無表情なクールな印象や前髪を目にかかるほど伸ばした独特のセンスのこだわりはASDの特性かもしれません。

栗原類

8歳のときに診断され、対人関係の苦手さ、落ち着きのなさや衝動的な行動、文字の習得が困難だったなど様々な苦手さがあったと公表しています。ASD、ADHD、LDが合わさっていると考えられます。 お母様が幼少期から、映画を見せながら登場人物の感情を解説して、感情を想像する引き出しを作る努力を二人三脚で行ってきたんだとか。ASDは人の気持ちを想像するのが苦手と言われていますが、その弱さを障害で免罪符にせず、努力で補おうとされた素晴らしい例だと思います。本を出版されたり、発達障害プロジェクトでNHKの番組に出演されたり、発達障害を隠さずに強みに変えて、同じ特性を持つ人々に勇気を与えられています。 無表情なクールさを活かしてモデルをされており、特性に見合った役で俳優としての活動もされています。話題を呼んだどのジャンルにも属さない不思議ダンスは脳の特性をプラスに活かしたから生まれたのかもしれません。

一方で・・・

苦労の後に障害の特性を活かして成功された方々を紹介しましたが、成功されていたにもかかわらず、脳の特性に気づかないまま過ごし、大きなトラブルを引き起こしてしまった方もいらっしゃいます。

例えば、元横綱で有名な方。相撲協会とトラブルがあり、弟子の将来より感情を優先させ、ご自身の部屋を畳んで、奥様とも離婚されています。CMなどで見る表情は無表情で言葉の抑揚も少なく、お兄さんは頑固で一度決めたことを絶対に曲げないところが弟にはあるとおっしゃっていることからもASDの気質が垣間見えます。

また、その息子さんは靴職人として一斉を風靡しましたが、芸能活動に力を入れて靴づくりがおろそかになり、顧客の信用を失っております。靴作りの際に飲酒をしてしまったり、突然思い立って、畑違いの画家の活動をされたり、行動力と発想は素晴らしいですが、自分のしたいことを優先させて信頼という最も大切なものを失っております。

共通点としては、自分の特性に気づいておられないことだと思います。もしくは、指摘されても認めていらっしゃらないのかもしれません。特性を意識して改善しようという気持ちがないと、周囲のサポートも得づらくなり、周りの大切な人を失いかねません。ひとりになってしまう前に、自分の特性を受け入れ変わろうとしてみることが何より大切です。助けをきちんとした形で真摯に求めれば、助けてくれる人は沢山います。自分が変われば、周りは自然と変わります。大丈夫です。今からでも遅くはありません。

大人の発達障害の問題点

知的障害や言葉の遅れがなく、大人になってから気づかれたのが「大人の発達障害」です。 気づかれないほど軽度なものなら、大したことないと思われるかもしれませんが、適切な対処がされずに何十年もきて、二次障害などがでて症状が悪化して初めて気づかれることも多く、本人も周囲も大変苦しい状況に長い期間あることも珍しくありません。 問題は、二次障害の依存症や鬱や暴力や暴言などに目が行き、それを治療することにばかり気が取られ、真の原因である発達障害に本人も周りも誰も気づかずに苦しんでいることも多々あるということです。重症だと、本人が亡くなって何年もして、周囲が発達障害の知識を偶然得たときに「あの人がおかしかった原因は発達障害か!」と気付いてしまう場合もあります。 できることなら亡くなる前に、それも二次障害を発症する前に、考え方がガチガチに固定されて変な癖がつく前に、幼少期に適切な療育と考え方と対策を身につけられるのが理想です。対策は早ければ早いほどいいです。 今まで気づかれなかった発達障害の当事者の方もその周囲の方も、相当な苦しみを抱えて理解されない困難の日々を生きてこられたことと思います。まずは、よく頑張ったと自分を褒めてあげて思いっきり抱きしめてあげてください。 そして自分自身と特性と真正面から向き合い、何から改善すればいいか、本気で考えましょう。 原因が分かれば、最善の解決策を得られます。

特性をプラスに活かそうとするASDの男性

発達障害の種類

発達障害の医学的分類や情報については様々なサイトや本で詳しくかかれていますので、ここでは簡単に紹介します。発達障害には大きく分けて、ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)の三つがあります。この三つは重なっていることもあり、どれか一つに絞って断定するのが困難な場合もあります。
知的障害がない場合、学生時代は気づかれづらく、社会人になって症状が悪化する場合もあるので注意が必要です。男性の方が3-4倍発現しやすく、遺伝するとも言われています。
ここは、カサンドラ症候群をメインテーマにしたサイトであり、特にASD(自閉症スペクトラム)の他人の気持ちを想像して共感したり思いやる行動がとりづらい特性から起こる問題に焦点を当てています。

ASD(自閉症スペクトラム)

言葉のコミュニケーションが苦手(皮肉や言葉の裏にある意図を汲み取れない)
自然に目を合わせられない(睨むように見つめたり、不自然にそしてしまったり)
空気を読むのが苦手(面白くて楽しくて笑っているのか、馬鹿にされて嘲られて笑われているのか理解できず、いじられ役のポジションになっている場合も)
こだわりが強すぎて柔軟な対応ができない
予定が突然変わるとパニックになる
感情のコントロールが苦手
無表情で抑揚のない話し方(笑っても意識的に口角をあげて瞬時に真顔に戻る、ロボットのようだと言われることも)
超人的な記憶力
他人の感情を想像できにくい
同じことを繰り返すのが好き(同じメニュー、同じお店、同じ服など)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

不注意(忘れ物や落とし物が多い、普通忘れないであろうキャリーバッグ丸々無くしたり、何度も財布や携帯を紛失したり、何度言っても提出期限をすぎるのはこの性質の可能性あり)
多動性(じっとしていることが苦手で席についていられない、大人になってからはひどい貧乏ゆすりなど)
衝動性(思いつきで衝動的な行動をしてしまい、後悔するような高額な買い物をしてしまうなど)
ASDとADHDは特性を両方持っていることも少なくありません。どの症状が強く出るかは、人によって様々ですので、対処方法は人の数だけ存在するといっても過言ではありません。

LD(学習障害)

ディスクレシア(読字障害)・・・文字を読むのが苦手
ディスグラフィア(書字障害)・・・文字を書くのが苦手
ディスカリキュリア(算数障害)・・・計算や数学が苦手
どれも、知的障害はないにもかかわらず、この行動に特化して脳が苦手としている特性があります。 特性に気付いていない場合、ノートを取らずに怠けている、テストに本気で取り組んでいないといったよくない印象を持たれて誤解され、生きづらい傾向があります。 読むのが苦手な場合は、録音して聞いたり、周囲の文字を隠して一行に集中できるようにしたり、特性に応じて様々な工夫をされて特性とつきあっているようです。

自分はどの発達障害の特性があるか調べる男性

何より二次障害に気をつけて!

発達障害は諸刃の剣の側面があります。一方では非常に役に立つこともあれば、他方では致命的なことにもなりうるということです。 もし、今二次障害の症状が出ていなければ、それは、すごくラッキーなことと言っても過言ではないでしょう。
どんなに欠点だと思うことでも長所に変換できます。ただ、その特徴を生かすか殺してさらに事態を悪化させるかは、自分を外から客観的に見つめて分析して理解し、取り扱い方を確立できるかにかかっています。 下に記すことを特に意識して生活すれば、事態は少しずついい方に向かっていくでしょう。特性を知り、意識して注意して生きれば人生は大きく変わります。

自分の短所を長所に言い換える

発達障害のひとは自分のできないところ、よくないところにばかり注意がいってしまい、自信をなくしている人も少なくありません。例えば、他人に言われたことをすぐ忘れてしまい、仕事で何度も同じミスを繰り返してしまうとします。しかし、どれだけ怒られてもすぐに忘れてしまうという一見マイナスな特性は、裏を返せば、切り替えの早いスーパー強靭なメンタルを持っているプラスの特性とも言い換えられます。
逆に、物事を写真のように暗記できるカメラアイによる記憶力の良さを活かし、医師や弁護士、旧帝国大学出身などの高い学歴や職歴を持っているとします。しかし、一見羨ましい超人的記憶力の良さもマイナスに作用してしまうこともあります。怒られたり、腹が立ったりするような良くない出来事があった時、それを細部まで記憶してしまい、何度も頭の中のDVD再生ボタンを押し、自分でマイナスの感情を繰り返し沸き起こして精神を病ませることもあります。
発達障害は凹凸が激しいと言われているように、短所・長所が極端に表れていることが多いです。それを一つずつ理解して、マイナスとプラスの両面の特性を理解し、どう活用していくのか向き合って整理していくステップが欠かせません。

依存症に気をつけて

発達障害の人は、一度集中するとゾーンに入るようなすごい集中力を発揮することもあると言います。これも、プラスに見えて、よくないものに依存しやすいマイナスの面にもなり得ます。 例えば、ギャンブルや株のデイトレードなど。数字に強い人も多く、ほどほどでやめられないほどどっぷりハマると、仕事中にトイレで何度も株価を確認してしまうような「トイレトレーダー」にもなりかねません。 ギャンブル依存症の3人に1人が発達障害の特性があると言います。発達障害は10人に1人と言われていますから、依存症に発達障害の人がなりやすい脳の構造をしていることを表していると言えるでしょう。 アルコール依存も定型発達の人よりリスクが高いです。強いストレスを感じやすく、その捌け口にお酒(やタバコ)をしていると、どうしても依存する傾向が出てしまいます。なりやすい体質だと知っておけば意識して注意できます。 自分が血糖値が高いと知っていれば食事に気をつけるのと同じです。自分の正しい取り扱い方をしっかり知っていきましょう。

睡眠障害に気をつけて

アルコール依存症の人の中には睡眠障害があり、眠るためにお酒を飲んでいるひともいますが、この対処方法は間違っています。お酒を飲むと早く目が覚め、眠りも浅くなり逆効果です。 仕事や家庭などの生活で、強いストレスがかかり、うつや適応障害、不安障害を発症しそうなとき、同時に不眠や体重の極度の増減などの他の傾向も現れています。特に睡眠障害は分かりやすいのでしっかり注意しておきましょう。眠れないとすれば、精神的に限界がきそうなサインかもしれません。何が悩みなのか、「もやもや」をカウンセリングで明確にしたり、運動で汗を流してスッキリすると改善するかもしれません。薬に頼ると、今度は辞める時も大変になるので、できるだけギリギリになるよりもっと前に、すこしでも睡眠に異常がでたら、そのサインを素早くキャッチし対処しましょう。発達障害の特性がある人は、精神疾患のリスクも普通より高いという事実を知り、意識して生活するようにしてください。

家庭を人一倍意識して大切にする

発達障害の特性がある人は、結婚という誰かに合わせて生活するというステージにおいてこの特性はマイナスに働きやすいということを知っておいてください。相手にも理解してもらっておく方がいいでしょう。人に合わせるのが苦手で、心に寄り添ったり、感情を理解したりしづらい脳なので、どうしても結婚生活を円満に継続していくのは難しくなります。相手をカサンドラ症候群にする可能性もあります。しかし、苦手なことを苦手なままにして諦めるのか、人一倍努力して克服するかはあなた次第です。人の気持ちを理解するのが苦手でも、理解するのを努力することはできます。相手を人一倍努力して大切にすることもできます。子供に愛情を注ぎづらく、関心があまりなくても、子煩悩になろうと努力するのか、ひとり部屋にこもり趣味に没頭するかでは全く違ってきます。大切なのは、意識してやってみるかどうかです。仕事で問題続きの時は、家庭でも問題がありがちです。どちらも整えていくと、どちらもいい作用をしあって良くなっていくものだと思います。

薬に頼りきりは危険だと知っておく

近年、ASDやADHDの診断に続いて、安易に薬物治療が行われる風潮が強くなっています。こうした傾向に対して、国際的に主要なガイドラインは、警鐘を鳴らしています。 一方、ASDに対して、有効性が確立している治療法に、薬物による治療はまだありません。唯一、行動的治療法が有効性が証明されているので、行動的治療法を薬より積極的に取り入れていくことをお勧めします。

発達障害診断

当サイトでは、カサンドラ症候群の診断、アスペルガーの診断機能を設けております。セルフ診断機能は、株式会社prevision-consultingにご協力いただきました。
こちらで集計したデータは、今後の研究に役立てる所存です。個人情報は入力を必要最低限に留めており、情報は漏洩しないように配慮しておりますので、セルフ診断に安心して気軽に望まれてください。 同じメールアドレスの回答は一度きりですので、丁寧に回答されることをお勧めします。